Q1:RCでのドリフトとは?
A:RCでのドリフトは実車のドリフトと違い、タイヤのグリップを大幅に
落として行っています。ですから、微少なグリップ力を持つ「ドリフトタイヤ」をコントロールするにはある程度セッティングを施す必要があります。
Q2:セッティングの方向は?
A:大まかなセッティングの考え方は、現在の「ハイグリップタイヤを更にグリップさせる」セッティングとはまったく逆のセッティングを行います。
Q3:駆動系のセッティングは?
A:@フロント→ボールデフ、センター→ワンウェイ、Aリア→ボールデフ
が基本になります。が、Aのデフをまったく効かない位までイニシャルを
上げます(方法として、ビスを目一杯締め込む事でも可能な場合もありますが、スラストワッシャーを一枚抜く等すれば、簡単にできます)。
@のデフも通常のデフよりも締め付けてイニシャルを少し上げます。
フロントにワンウェイを使用しますと、スロットルオンの時、フロント
タイヤがハンドルを切っている方向へ強引に引っ張ろうとするので、ギクシャクした動きになります。また、スロットルオフにした時、フロントタイヤがフリーで回ってしまう為、スピンしやすくなります(フルターンの多い、小さめのコースでは有効です)。
シャフトドライブ車でしたら、サードパーティから発売されているセンターワンウェイを使用すると良い結果が得られるようです。
Q4:ダンパーのセッティングは?
A:オイル フロント 500番 リア 1000番を基準に。
スプリング フロント @軟らかい リア A硬い
@はタミヤ製レッドや、イーグル模型製スプリングセットの
黄緑など、巻き数の多い軟らかいスプリングを使用します。
Aはタミヤ製ブルーや、イーグル模型製スプリングセットの
青など、巻き数の少ない硬いスプリングを使用します。
基準→ステアリングを切っても真直ぐ行ってしまう場合は
フロントオイルを軟らかくします。
リアのスベリが止まらない場合はリアオイルを50番単位で
軟らかくして行きます。
巻き数の多い軟らかいスプリング→Fタイヤをある程度グリップさ
せ、ステアリング操作でRCを
コントロールさせる為です。
巻き数の少ない硬いスプリング→ スロットルオフで慣性ドリフト
させる為、また、切り返しドリフ
トを容易にさせる為です。
Q5:車高&リバウンドはどのくらいですか?
A:車高 → かなりの前下がりです。具体的には
フロント 5〜10o リア 15〜20o
フロントタイヤに加重をかけ、
ターンイン時にRCがインに入りやすくなります。
リバウンド → フロント 15〜20o リア 5〜10o
特に、リアはグリップバランスに大きく関わって
きますので、0,5o単位での調整が必要です。
Q6:ボディへのセッティング等はありますか?
A:タイムを競うレース用に開発されたボディを使用する場合は
リアウイングを外した方が良いようです。
車速が乗る高速コーナーでリアウイングがリアタイヤを
必要以上にグリップさせてしまい、強烈なアンダーステアに
なってしまいます。
ドリフト走行する為の理想のボディ形状は、
・適度なルーフ高を持っている。
・フェンダー、トランクのエッジが緩やかな形状。
・前後のオーバーハングの長さの比率。etc
ですが、これらの項目をある程度満たしているのは
タミヤ製の R33 N1GT−R ボディ
ランエボW
などですが、現在生産を完了しており、入手は困難です。
【アイテム編】にも書きましたが、是非お気に入りの
ボディをご使用ください。
向き、不向きはあると思いますが、タイムを競うカテゴリー
ではございませんし、多少のセッティング変更で問題なく
使用できます。もし、セッティング等でわからない事が
ございましたら、遠慮なくBBSもしくはEメールで
お問い合わせください。
|